
新型コロナウイルス感染症の終息が見えないなか、非接触型販売であるECサイトの利便性が再注目されています。独立行政法人中小企業基盤整備機構(以下「中小機構」)では、非接触型販売を積極的に取り入れようとしている中小企業者のために、ECモールへの出品を通じて必要な知識を取得し、実際の経験を積む機会を提供する「モール活用型ECマーケティング支援事業」を実施しています。コロナ禍によって業績に影響を受けながらも、本事業に参加し、未来への新たな足掛かりをつかんだ事業者様をご紹介します。
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
BtoBからBtoCへ。
創業66年目のチャレンジで、
社内も活性化
株式会社 河辺商会/CHOPLATE®
- 株式会社 河辺商会
- 所在地:大阪府堺市西区平岡町85-1
従業員数:45名(国内)100名(海外)
資本金:5,000万円
事業内容:プラスチック成形品の製造及び販売
創業以来66年にわたってプラスチック成形加工・金型設計製作を専門とし、自動車関連、AV機器関連、光学関連、電池関連の外装部品をはじめ、内装部品、機構部品と幅広いニーズに応える技術力に定評があります。昨今は、メタリック材料による塗装レス商品の開発や超低グロス商品開発にも挑戦しています。
今後の経営方針を見直すなかで、兼ねてから計画していた自社プロダクトの開発に取り掛かり、2021年春にまな板になるお皿「CHOPLATE®」が誕生。初の自社プロダクトを新たな事業柱とするために、本事業へのチャレンジとなりました。創業以来、培ってきた実績・経験・信用を大切にしつつ、「新しいニーズに応えることのできる挑戦を続けていくこと」をミッションに掲げ、「ものづくりで社会に貢献する企業」を目指す、3代目代表取締役社長の福田康一氏にお話を伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 創業以来、部品のプラスチック加工製造を生業に大手メーカーの下請け会社として、順調に業績を伸ばしてきましたが、ここ10年ぐらい前からは脱下請けということも考えていました。発注先の事情に左右されてしまうこれまでのBtoB事業のリスクヘッジの観点からも、BtoCへの挑戦は必要でした。「CHOPLATE®」は、奇しくも新型コロナウイルス感染症のまん延による巣ごもり需要や、アウトドア嗜好との親和性が高いと考え、販売強化のために自社でECサイトを立ち上げたのです。しかし、これまで消費者と直接やりとりしたこともなく、社内にECサイト専任者もいないなかで、どのように運営管理をしていくべきか戸惑っていました。そんな時にこの事業を知り、ECサイト全般について、ゼロから学ぶつもりで応募しました。
- この事業に参加して、ECサイトに関する知識や経験は深まりましたか?
- ECサイトの運営以前にBtoCに関しては、まったくの素人でした。「いいものエール」で、商品写真の撮り方や商品説明の文章、サイトのデザインなど、いかに消費者の目にとまり、興味を持ってもらうためのテクニックを学ぶことができたと思います。3ヵ月という短い期間でしたが、この経験が次のステップへとつながり、自社ECサイトの運営にも役立っています。
-
- この事業に参加してよかったことを教えてください。
- 初期費用やランニングコストも含めてのサポートなので、安心して出品できたことです。自社で楽天市場やAmazonなどのような大手ECモールに出店するには、それなりの初期費用や毎月のランニングコストがかかり、売上が見通せない新事業ではリスクがあるため躊躇したでしょう。また、1商品しかないわたしたちがECサイトに向いているかどうかも不安でした。でも今回の挑戦で、たった1商品でも十分勝負できることがわかったので、出品を終えたいまも、継続して他のECモールにショップを構えることができたのです。まだまだ知名度も低く、どのように育てていくか試行錯誤はしていますが、「いいものエール」に参加したことで、製造業なりの商品の売り方を考えるきっかけになりました。
- 新事業をスタートさせ、社内に変化はありましたか?
- 今回のプロジェクトは若手社員が中心となって進めてきました。彼らがメインの仕事を抱えながらも、商品開発やECサイトの管理など積極的に関わってくれ、楽しんでくれているのがうれしいですね。しかし、このように新事業に挑戦できたのも熟練の技術を持つベテラン社員たちが会社の屋台骨を支えてくれているおかげです。いい意味で、世代別の役割のようなものができ、社内全体の風通しもよくなり、一丸になってがんばろう! いろいろなことに挑戦しよう!という雰囲気がこれまで以上に高まってきたように感じています。また、自社プロダクトを持ったことで、本業では出会わないような人たちと接したり、直接ユーザーの声を聞いたりできる機会も増え、刺激を受けています。「CHOPLATE®」の売り上げはまだわずかなものですが、さまざまな広がりを得ることで本業にも役立つと期待しています。
-
- 今後の展望について教えてください。
- 「CHOPLATE®」は、世界でも勝負できる商品だと自信を持っています。また、やはり市場としては国内だけでは限界があるため、海外進出は必至だと考えています。そのためには、まず海外向けのECサイト(越境モール)に出店することから始めたいですね。将来的には登山やキャンプが盛んな欧米への進出も視野に入れていますが、まずは同じアジア圏のシンガポールから挑戦したいと考えています。言葉も感性も異なる海外向けECサイトで、商品の魅力をどう伝えていくかが課題ですが、特に写真や動画を上手く利用して伝えていく予定です。誕生して、まだ1年弱。10年くらいの長いスパンで育み、認知度を上げていこうと計画しています。国内外で広く売っていくために、これからもさまざまなチャレンジを続けていきます。
- この事業への参加を迷っている出品事業者へ、アドバイスをお願いします。
- 「よいものを作る技術はあるが、売り方を知らない」というのが、わたしたち中小企業事業者の多くが持つ悩みだと思います。いいものエールは、その“売り方”をサポートしてくれます。初期費用やランニングコストが、新たなことを始めるうえでのネックになっているようなら、その心配もありません。売りたいものがある方には、一歩踏み出すきっかけになるので、ぜひ利用されるとよいと思います。3ヵ月という期間もチャレンジ期間として最適です。短いと感じるかもしれませんが、つまり結果も早く出るので、事業計画も進めやすいと思います。

174mm:税別価格1,740円(税込価格1,870円)/220mm:税別価格2,700円(税込価格2,970円)
「まな板を出さずにちょっと切れて、そのままお皿として食卓に出したい」。そんなニーズに応えた商品は、内食が増え、キャンプなどアウトドアを楽しむようになったコロナ禍の“新たな日常”において、大いに受け入れられました。電子レンジや食洗器にも対応し、傷もつきにくく、河辺商会のプラスチック加工技術の集大成とも言える逸品です。なお、2021年12月には、創造力にあふれる製品を大阪府知事が認定する「大阪製ブランド」、優れた顧客体験を設計・実現できたサービスやプロダクトの表彰「CX AWARD 2021」に選出されました。
※「いいものエール」出品商品は1,740円(174mm)となります。
https://kawabes.thebase.in/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
後ろ向きにならず、
チャレンジを!
新たな知識で、
新たな売り上げを生み出す
旬や ていじ/
ゆず薫る『がいな黄金唐揚げ™』
- 旬や ていじ
- 所在地:徳島県美馬市脇町字拝原238-1
従業員数:3名
事業内容:居酒屋経営、移動販売、小売販売
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- ご存じのとおり、飲食業界はコロナ禍で非常に振り回されることになりました。2020年4月~5月までは徳島県の要請による時短営業時の売上は、ほぼゼロに近い状態でした。しかし、新型コロナウイルス感染症が発生する前の2月から日中の仕出し弁当や、店の看板メニューである「ゆず薫る『がいな黄金唐揚げ™』」を道の駅や地元のイベントなどで移動販売をしていたことが不幸中の幸いでした。居酒屋以外の業態を始めたのは、お店が繁華街から少し離れており、地元の常連さんたちで成り立っているため、このまま居酒屋としてだけでは先行きが不透明と感じていたからです。移動販売などのおかげで、なんとか2019年度の売上の1/3程度は確保できていましたが、先行きが不安なのは変わりませんでした。まず、助成金を利用して店のホームページを立ち上げ、唐揚げ等を購入できる仕組みを作りましたが、なかなか思うようにいかず途方に暮れていました。そんなとき、たまたまFacebookでこの事業を知り、応募をしました。
- ECサイトでの小売業が、売上の補填以外に重要と考えた理由はありますか?
- コロナ禍が終息しても、居酒屋は以前のような利用をされない可能性が高く、売上も戻らないと覚悟をしています。新しい個人飲食店の経営スタイルとして、居酒屋とは別に小売販売・持ち帰り専門店へと事業転換していく必要があると考えていたので、その手段のひとつとしてECサイトでの販売ノウハウを知りたいと思いました。
-
- この事業に参加して、ECサイトに関する知識や経験は深まりましたか?
- 自社サイトを持っていながらインターネット関連についての知識はほぼゼロだったので、専門用語や仕組みなどECサイトの基本についてはもちろん、すべてが勉強になりました。また、定期的に関連セミナーが開催されたので積極的に参加し、SEO対策など多くの人に見てもらうためテクニックなど幅広く学びました。これまでなんとなく使っていたツールにもすぐれた機能があることを知るなど、驚きばかりでしたね。「いいものエール」は学ぶ機会も与えてくれ、得た知識は自社サイトを見直したときや日々の運営にも役立っています。
-
- この事業に参加してよかったことを教えてください。
- 「いいものエール」で「ゆず薫る『がいな黄金唐揚げ™』」を購入し、気に入ってくれた方々が当社のECサイトを通じて継続購入をしてくれていることです。いまではECサイト事業の売上が全体の3割を占めるほどに。いくら自信のある商品でも知ってもらわないと売れません。いいものエールで多くの人に知ってもらえたことは単純にうれしく、同時に認知度を上げる必要性を思い知らされたのも、いい勉強になりました。また、実際にサイト運営をしたことで、「作り手の想いを伝えるために、商品説明はくわしいほうがよい」などの反省すべき点や、やりたいことが明確になったのもよかったです。やはり、やってみないと見えてこないものがありますね。3ヵ月という短いスパンなので、それらを次のステップに反映しやすいのもECサイト初心者にはありがたいと思います。
- ECサイトの可能性について感じたことがあったら教えてください。
- 居酒屋の新たなスタイルとして、仕出し弁当や移動販売などを行いましたが、わたし自身が行ける場所のみとなり、物理的にも時間的にも限界もありますよね。でも、ECサイトなら全国各地の人たちに購入していただけて販路が広がるし、そこからいろいろなチャンスが生まれる可能性があると感じました。
- 今後の展望について教えてください。
- 「いいものエール」への参加をきっかけにECサイトで販路が広がることを実感しましたが、同時にわたしたちのような食品販売は実際に食べていただき、知ってもらう場も欠かせないとも感じました。そこで今後は移動販売やイベントで実食していただいた後、実際に購入する場としてECサイトがあるのがベストと考えています。そのため、自社サイトとは別に大手ECモールにも出店する予定です。リアル店舗とECサイトの長所を上手くリンクさせて、事業を拡大していくことを目指します。
- この事業への参加を迷っている事業者へ、アドバイスをお願いします。
- 個人店の経営者は、インターネット事業に対して「難しそう」「うちには必要ない」「業者にだまされそう」など、必要以上におそれ、抵抗感を持つ傾向があると感じています。わたし自身もそうだったから、その不安はよくわかります。でも、本事業は国の関連団体が進めているので安心して頼ることができました。売上が下がったと後ろ向きにならず、経営や事業を見直すチャンスととらえて、新たなことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。この事業に参加したことで新たなアイデアがどんどん浮かんできて、考え方も経営への向き合い方も変わったと感じています。

阿波弁で「がんこもの」を意味する「がいな」を商品名にしたとおり、素材はもちろん調理法にもこだわった逸品は、徳島産ゆず果汁に同じく徳島産鶏の胸肉を漬け込み、しっとりジューシーでさっぱりとした口あたり。唎酒師である齊藤氏が考案した日本酒に合う唐揚げとして、「からあげグランプリ中日本しょうゆダレ部門」にて、徳島県の出店者としては初の連続金賞も受賞。調理後に急速冷凍、真空パック加工しているため、レンジで温めてからオーブンで軽く焼くだけで、揚げたてを再現できるのも人気の理由。
https://teiji.base.shop/items/32438246
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
新たな気づきで、
自社ECサイトの強化へ。
未来への可能性は
無限に広がる。
株式会社しむら/エプソムCソルト
- 株式会社しむら
- 所在地:神奈川県川崎市宮前区馬絹6丁目20番1号
従業員数:10名
資本金:1,000万円
事業内容:化粧品・医薬部外品製造開発、化粧品輸出入(主にインド・中国)、沖縄原料の製造開発、健康食品の製造、動物関連商品の製造開発、書籍の販売及びセミナー事業、ヨガスタジオ運営、アーユルヴェーダマッサージサロン運営、国産ヘンナ・インディゴの栽培
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- わたしたちの事業のひとつは自社ブランド商品の製造で、都市圏に店舗を構えるバラエティショップやドラッグストアに卸しています。しかしコロナ禍で、卸売先の実店舗の売り上げと比例してわたしたちの売り上げも大幅に低迷し、非常に不安を感じていました。一方、BtoC事業として自社ECサイト「シムシムジャパン」を10年ほど運営しています。せっかくある自社サイトをもっと活かすためにも、ECについて改めて学ぶ必要があるのではないかと感じていたところ、本事業を知りました。可能な限り、チャンスをつかみたかったので、応募しました。
-
- この事業に参加して、ECサイトに関する知識や経験は深まりましたか?
- 自社ECサイトがオープンして10年経ちました。運営に関する基礎的な知識もあり、ECサイトの有効性も知っているつもりでした。ところが、webマーケティングの知識は持ち合わせていませんでした。これまでは、商品Aがいくつ、商品Bがいくつ売れたというような目先の結果しか見ていなかったのです。本事業によって、ECサイトに何人が訪れ、そのうち何人が購入までに至ったか、途中で離脱した人は何人いるかなど、ECサイトを効率よく運営するためにwebマーケティングの手法が重要だと知り、とにかく衝撃的でした。これまでは売り上げだけに一喜一憂していましたがユーザーの行動履歴を解析し、ECサイトを活かす戦略を立てることが重要と学びました。この知識を得られたことが、本事業に参加した一番の成果です。
- ECサイトの可能性について感じたことがあったら教えてください。
- 単に商品を出品するのは誰でもできること。webマーケティングを用い、きちんと戦略を立てれば、ECサイトの可能性はもっと広がると実感しました。現在、会社の売上としてはBtoB事業が多くを占めていますが、利益率が高いのはECサイトによるBtoC事業です。本事業で得た知識を活かし、売上も利益率も高くなるよう、自社のECサイトを大切に育てていく予定です。わたしたちには開発力があり、取り扱っている商品は自信作のみです。コロナ禍でも下を向かず、コロナ禍だからこそ必要とされる新商品を多数発売しました。これらがもっと広く知られ、多くの人に取ってもらえるためにも、さらにECサイトを強化していきます。
- 今後の展望について教えてください。
- わたしたちは東南アジアをはじめ、諸外国との取引も盛んで、中国とインドには支社もあります。今後は海外向けECサイトにもチャレンジしようと考え、この4月から英語とベンガル語(バングラディッシュの公用語)にすぐれたIT担当者を採用しました。いきなり海外向けECサイトをつくるのはリスクがあるので、本事業の越境モールに参加して、諸外国の環境やニーズなどを学びたいと準備を進めています。
- この事業への参加を迷っている事業者へ、アドバイスをお願いします。
- 経営者として、ピンチなときこそ「まずは、やってみること」が大事だと考えています。わたしたちも今回チャレンジしたことで、売上だけではない、新たな気づきもありました。とはいえ、この状況下で新たなことにコストをかけるのは厳しく、コストを削減しながら売上を伸ばすことが重要です。この支援事業は無料で支援してくれるので、リスクなくチャレンジができます。ぜひ、「まずは、やってみること」精神でチャレンジしてみてください。

温泉などに多く含まれているミネラル塩の一種で、マグネシウムが全身をヴェールのように包み込み、お肌がしっとり潤う入浴剤。本品は塩素を除去し、お湯をまろやかにするビタミンCを配合。輸入品に多い「雑貨」ではなく、国産の化粧品登録商品なのがポイント。自宅で、気軽にスパ気分が楽しめると注目された。
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
販路拡大・新規顧客の
獲得ができたからこそ、
次のステージへ果敢に進む
株式会社アツマル水産/
釧路町仙鳳趾産 不揃いの牡蠣たち
- 株式会社アツマル水産
- 所在地:北海道札幌市北区新琴似二条2丁目7番10号
従業員数:3名
資本金:500万円
事業内容:水産業の卸販売、水産加工品のネット販売の他、実店舗「カラメル雑菓店」および羊ヶ丘展望台、催事などでお焼きやソフトクリームの実演販売等、幅広く展開している。
https://atumaru.co.jp/suisan/
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- コロナ禍で売り上げが前年度の約5割も減少してしまいました。ただ、10年程前から運営していた大手ECモールでの売り上げは横ばいで、さほどコロナ禍の影響を受けていないことに気づきました。もともと、個人消費者へ販路を広げたいと考えてECサイトをスタートさせた背景があるので、現状の見直しも兼ねて、もう少し力を入れてみようと考えたのです。
-
協力会社である鈴木漁業の鈴木さん親子
- この事業に参加して、よかったこと・得られたことはありましたか?
- 集客効果があり、販路を拡大できたことです。「いいものエール」として、Yahoo!ショッピングのトップ画面に広告を出稿していただけた結果だと思います。集客のために、中小企業が単体でweb広告の出稿をすることは金額的に難しいですから、ありがたいですね。「いいものエール」への出品は終了しましたが、新たに得た顧客の方々に継続して購入いただくために、他店と差別化した商品を構成する必要があると感じました。
- 出店者向けセミナーにもご参加いただきました。
- 「ECモール出店・運営の基礎知識と各モールの特性」セミナーに参加しました。ECモールに出店して10年経っていたので知見はありますが、自分たちのやり方がベストではないはずなので、最近のECのトレンドや技術、検索のアルゴリズムを学びたいと思ったのです。新たな知識を得られたことはもちろんですが、同時にわたしたちが手探りながら進めてきたECサイト事業やビジネスの考え方は間違っていないと確認できたことも有意義でした。また、本事業は生産者や事業者のことを考えて行われていることを感じられるセミナーでもありました。
-
定置網漁による鮭の水揚げ。
機械ではなく、昔ながらの手作業で行っている。
- ECモールの活用法について、改めて感じたことがあったら教えてください。
- 大手ECモールの集客力は圧倒的ということです。中小企業が自社でECサイトを作っても、認知度が低く、集客活動にも限界があると思います。大手ECモールは手数料などがかかるため出店を躊躇する事業者も多いですが、広告や販促活動などわたしたちにはできないことを提供してくれます。今回、「いいものエール」に参加して、写真の見せ方やキャッチコピーの付け方など、わかりやすく表現するプロならではのテクニックにも感心しました。この学びを元に、大手ECモール内の自社ショップを全面リニューアルする準備を行っています。わたしたちのような中小企業ほど大手ECモールを上手に活用することで、BtoC事業をもっと拡大できるだろうと、改めて感じました。
- 今後の展望について教えてください。
- まずは、少しずつ稼働し始めている飲食店に合わせて卸販売を元通りにすることです。同時に、大手ECモール内の自社ショップをもっとお客様にわかりやすくなるようリニューアルし、BtoC事業も強化していきます。国内のみならず、越境モールを活用することも視野に入れています。今回のコロナ禍で、事業の柱は多いほうがよいと実感しました。それぞれの事業が支え合って、会社を発展させていきたいと思います。
-
- この事業への参加を迷っている事業者へ、アドバイスをお願いします。
- コロナ禍で経済をまわしていかなければならない状況だからこそ、わたしたち中小企業が、がんばる必要があります。それを応援してくれる事業なのだから、活用しない手はありません。一事業者がECサイトを作ることは金額的にもハードルが高く、集客にも限界があります。本事業への参加によって、手間をかけずに販路の拡大が実現できました。こんなチャンスをいただけることは稀です。自社の取り扱い商品がECサイトで売れるかどうかわからないと迷う事業者こそ、まずはチャレンジしていただきたいですね。

不揃いの牡蠣たち(4㎏)5,980円(税込)
※商品・価格は「いいものエール」出店時のものです。
栄養豊かな漁場である釧路町・仙鳳趾(せんぽうし)で育った牡蠣は、大粒で強い甘み、濃厚でコクのある味わいが特徴。生食はもちろん、焼いても蒸しても最高のパフォーマンスで楽しめると牡蠣好きたちから支持されている。規格外の不揃いサイズを詰め合わせた。
https://store.shopping.yahoo.co.jp/atumaru-suisan/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
SNSマーケティングを駆使した
商品企画と販売戦略で
新規事業に挑む
株式会社キカクニカ/
おうちこうそキット
- 株式会社キカクニカ
- 所在地:熊本県熊本市北区飛田3-5-8 socket 2F
従業員数:1名
資本金: 370万円
事業内容:プロモーション事業、コンサルティング事業、出版事業、開発事業、通販事業
コロナ禍におけるステイホームで「おうち時間を楽しみながら、健康に貢献できる」商品として注目されました。プロモーションのプロであるからこそ実感した、ECサイトとの関わり方や、これからの事業展開についてお話を伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 企業のプロモーションとしてポップアップ店舗の支援を行っていたのですが、コロナの影響で出店ができなくなり、売り上げは前年比の60%減に。そこで新たな事業としてECでの物販に参入しました。自社サイトで販売をしていましたが、キャッシュフロー的に資本が少ないと投資ができず、事業成長が鈍化してしまうという通販事業ならではの難しさを感じていました。そのようなとき、本事業を知り、自己投資不要で新たなチャネルに関するテストマーケティングができることに魅かれ応募しました。
-
- この事業に参加して、よかったこと・得られたことはありましたか?
- 当社商品はまだまだ知名度が低く、自社サイトで興味を持ってくださったお客様が即購入とはならないようです。まず、商品の評判などの情報を検索しながら購入を検討するなかで、「いいものエール」にたどりつき、決済がしやすいのでそのまま購入という流れがあったように感じています。中小機構が運営するECモールに出店しているなら、という安心感もあったのかもしれません。当社商品は、ひと目で魅力がわかるものではありません。使い方、作り方を説明して魅力が伝わる商品なので、売り方の難しさなどを改めて勉強することができました。近い将来に大手ECモールへの出店が必要になることも実感でき、目標のひとつとなりました。
- 今後の展望について教えてください。
- まずは自社ECの使いやすさ、決済の方法などを見直して、成約率を向上する必要があると思っています。そして、PR活動を精力的に行い、将来的には各ECモールにも出店して、それぞれからも受注できる体制を整えたいと考えております。現在、主なPR活動としてSNSを活用していますが、手ごたえを感じています。新規参入者として、ECサイトを作って商品を紹介するだけの従来のネット販売の方法では限界があると考え、商品企画の段階からSNSマーケティングを意識しています。ボトルにフルーツが入った可愛い写真は見栄えがよく、メインターゲットの女性の目を引くと考え、インスタグラムで発信しています。今後もSNSマーケティングに注力していく予定です。また、「おうちこうそキット」以外にもECマーケットに適した新たな商品を開発していきたいとも考えています。
- ECモールに出店して、感じたこと学んだことなどはありますか?
- 今回、販売事業者になったことで、顧客の心境がよくわかりました。今後、よりいっそう顧客の立場に寄り添った提案ができるはずです。ECの物販に参入したことは、事業においても相乗効果が得られたと思います。
- この事業への参加を迷っている事業者へ、アドバイスをお願いします。
- なにより、手間がかからないことが魅力です。申請書類など手続きの煩雑さに尻込みする事業者は多いと思いますが、本事業は手続きがとても簡略化されています。また、出店後も注文のあったお客様へ商品を届ける業務しかないので、非常に手間がかからなかったです。無料でチャレンジできるので、ECモールに出店しておらず、チャネルを拡げたいと考える事業者は、テスト販売のチャンスと考えて気軽に参加するべきだと思います。書類作成が苦手な事業者も出品しやすいので、おすすめします。
-
好みのフルーツや野菜で、
オリジナルで生酵素ドリンクが簡単に作れる。

5,400円(税込)
※「いいものエール」出品時の価格です。
美容と健康のために注目されている酵素ドリンクを手軽に手作りできるキット。キュートな保存瓶で酵素を育てる感覚や使用するフルーツや野菜で見た目も可愛くなることも女性のココロをくすぐった。ヘルシーな食生活と同時に、暮らしの楽しみも提案する。
https://ouchikoso.jp/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
ECサイトで
世界が変わる瞬間を体験。
思いもよらぬ
事業転換のきっかけに
健幸ライフ株式会社/
あしふみ健幸ライフ
- 健幸ライフ株式会社
- 所在地:福岡県福岡市博多区東比恵1-2-3 ガリレオビルディング博多イースト3F
従業員数:約70名
資本金:3,000万円
事業内容:健康器具販売、健康食品販売、外食産業。あしふみ運動健康法をメインとした総合商社。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 当社商品は高齢者向けの健康機器として開発したので、コロナ禍以前は卸会社を通じて、薬局や介護施設などでの体験会、展示会などで対面式販売を行っておりました。ところがコロナ禍で対面式はもちろん、高齢者の方にお会いすること自体が難しい状況に。そこで、自社サイトを作って手探りで運営を始めましたが、売り上げにつなげることの難しさを感じていました。当社商品は実際に体験していただくと、その良さをご理解いただけ、10人中8人が購入してくださいます。しかし、ECサイトでは100人が閲覧して0.5人が購入という状況でした。サイトの運営を見直すこと、Eコマースを本格的に学ぶことを目的とし、同時に商品の認知を広めたいと思ったことが「いいものエール」への応募のきっかけでした。
-
「いいものエール」出品時の商品紹介ページ。
- この事業に参加したことをきっかけに、気づいたことはありましたか?
- ECサイトを活用すれば、商品情報をほんの一瞬で世界へ届けられ、これまでとは異なる体験ができることを実感しました。もともと高齢者の健康維持が目的の商品ですが、広くアピールするために、LP(ランディングページ)を作り、web広告を出稿しました。すると、コロナ禍で運動不足になっている方や在宅ワークの方など、30~40代の若い層にも興味を持ってもらえたことが驚きでした。これまでターゲットとして考えたこともない層でした。そのおかげで、改めて商品の魅力や可能性を見直す機会にもなったと思います。web広告やECサイトを活用することで、自分たちが想定していなかった顧客層にもアプローチできること、そして、新たな商機があることを知りました。
- 越境モールも活用されていますが、売り上げ以外に得たことはありますか?
- ECサイトを活用し始めた頃から、海外も商圏になるのではと感じるようになりました。実際にモールに出品することに加えて、本事業では学ぶ機会も与えてくれるのもありがたかったです。国内モールの基礎、越境モールに関するセミナーなどに複数回参加し、知見を得ることができました。現在は、本事業の越境モールの出品支援プログラムを通じてシンガポールの「Shopee」に出品しています。送料を考えての価格設定、梱包、商品の選び方の煩雑さなども出品したからこそ学べました。また、文化の違いなどで商品の伝え方の難しさを感じる点もありますが、健康でありたいという気持ちは世界共通です。当社商品は電気なども使わず、非常に単純構造の器具なので世界に通用しやすいと自負しております。実際、購入されたアメリカの老婦人から「とてもよい商品だから、もっと送ってほしい」と、うれしいお言葉をいただきました。これは日本の顧客と同じ感想であり、手ごたえを感じています。特許を取得した国として中国、オーストラリア、シンガポールがある他、現在10ヵ国ほどに出願しており、今後も世界に向けて販売を強化していく予定です。
-
足を乗せて左右に揺らすことで、
股関節や膝関節を小刻みに動かすジグリング運動
(貧乏ゆすりに似た運動)効果が得られる。
その結果、血行促進、足腰や股関節をほぐして血行を促す。
日々のエクササイズとしてはもちろん、
脚のむくみの解消、集中力アップなどの効果も期待される。
- 今後の展望について教えてください。
- コロナ禍という最悪な状況を乗り越えるために、ECサイトを活用せざるを得ない。そんなマイナス思考から「いいものエール」に参加しましたが、思いもよらぬ事業展開のきっかけを作っていただきました。「あしふみ健幸ライフ」は、当社が取り扱うさまざまな健康関連商品のなかのひとつでしたが、今後はこの商品のみで勝負することを決めました。もちろん、今までと変わらず店頭販売や実演販売も継続しますが、メインチャネルはECサイトへシフトしていきます。併せて動画やライブコマース※を強化し、ECサイトでも対面式と同様に商品の魅力を伝えていきたいと考えています。そして、世界中の人たちに「あしふみ健幸ライフ」を知っていただき、健康で幸せになっていただきたいと夢は広がります。
※ライブコマース:インターネット上で生放送の動画を配信して、動画内で商品やサービスを紹介・販売する手法

無垢木標準タイプ
22,000円(税込)
※「いいものエール」出品時の価格です。
椅子に座ったまま、足踏み運動ができる木製の健康器具。テレビを見ながら、勉強をしながら、デスクワークをしながら、“ながら運動”が可能に。素材は強度にすぐれ、艶と粘りがある良質な木材として知られる熊本県の小国杉で、なかでも80~100年前のものを使用するこだわり。シニア層をターゲットに開発されたが、コロナ禍による在宅ワークの普及でビジネスニーズも高まった。福岡デザインアワード2018入賞。
https://www.ashifumi.jp/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
B to B向けのニッチな商材を
B to Cへとシフトチェンジして大成功!
株式会社創和/
脱毛用ほくろ保護シール
- 株式会社創和
- 所在地:東京都新宿区西新宿8-14-21 双英ビル9階
従業員数:70名
資本金: 5,000万円
事業内容:フィルム・テープ・発泡体の精密打ち抜き加工、医療・工業向け精密部材のアッセンブリ
創業以来40年にわたり、型抜き加工プレスを主な事業としてきた株式会社創和。その技術力は幅広い業界で認められ、車のタッチパネルディスプレイやセキュリティ製品の部品から人体に触れる医療機器製品に至るまで、私たちの暮らしを支える製品を届けています。取引の基本はB to Bですが、コロナ禍において、ニッチな商品を消費者が求めていることに気づき、2021年よりECサイトを活用したB to C事業にチャレンジをすることになりました。新たな視点や商機を与えてくれたECサイトの可能性や今後について、担当である営業部の藤井氏、総務部の鈴木氏にお話を伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 「脱毛用ほくろ保護シール」は、全国展開をしている大手脱毛サロン様などに卸していたものです。ところがコロナ禍によって脱毛サロンに通うことを自粛し、自宅でセルフケアをする方が増えるようになったのと同時に、コーポレートサイトのリニューアル後のアクセス解析で、「脱毛用ほくろ保護シール」の製品情報ページが多く見られていることに気づいたのです。これは消費者から求められているのだと確信し、自社ECサイトをオープンさせました。需要があるなら、自社ECサイトだけでなく、やはり大手ECモールでチャレンジをしてみたいという気運が社内で上がってきたのが、「いいものエール」に応募した一番の理由です。初期投資が必要ないことでも出品のハードルが下がり、社内を説得しやすかったです。
同時に、当社はECを始めたばかりで専門部署がなく、営業部と総務部所属の私達2人が兼業で進めています。知見・経験のないなか、見様見真似で進めていたので、しっかりと学ぶ必要性を感じていました。今後、EC事業をより発展させていくために、大手ECモールへの出店と、知見を高めるという目的を叶えてくれたのが「いいものエール」の事業でした。 -
- この事業に参加して、自社サイトとの違いを感じることはありましたか?
- 今回、3つのECモールに出店したことで、それぞれの特徴を知ることができ、ECモールによって売り上げが変わることに驚きました。また、タイトルの付け方、キーワードの設定方法、文章の書き方、写真の見せ方など新鮮なことだらけでした。これまでは2人で試行錯誤しながら制作していましたので大変勉強になり、ほんの少しの工夫が集客に影響が出ることを改めて感じました。このとき得た知識は、自社サイトでも活用しています。
- この事業に参加して、よかったことはありましたか?
- まず、セミナーが充実していることです。今回、「ECモール初心者のための商品ページ基礎知識講座」と「国内外のECモールに出店してみよう! 事業概要から学ぶEC基礎講座」の2つのセミナーに参加しました。基礎を改めて学びなおすことができたことはもちろん、オンラインで気軽に参加できることもうれしい点でした。講師の話は実感できることが多く、書籍などを読むだけでは理解できなかった知見を得られました。
もうひとつは、「EC活用支援アドバイス」という制度を使って専属のアドバイザーに運営の不安や疑問を相談できたことです。たとえば、集客のためにweb広告の活用を提案してくれるなど、中小機構のEC支援に携わるアドバイザーが的確に助言してくれたことは心強かったです。また、ECサイトが消費者にどう見られているかなどを、第三者の視点から指摘していただいたこともあり、新たな気づきも多かったです。
- 今後の展望について教えてください。
- 今回、本事業に参加したことで、「脱毛用ほくろ保護シール」は大手脱毛サロンなどの法人だけではなく、個人や小規模でサロンを経営している個人事業主の方々にアピールできたことは大きいです。これをきっかけに社内でも新たな商品の企画開発をする雰囲気も生まれ、ゆくゆくは海外向けに越境モールにも出品したいという野望も出てきています。当社は技術力を誇るメーカーで、さまざまな業種の企業様からの依頼にお応えしてきましたが、ECモールをはじめ一般消費者相手のBtoCには疎いところがあるのは否めませんでした。ただ、今回のチャレンジによって、ECモールやITの活用が業績に貢献することが実感でき、それ共有するようになったので、社内全体の意識が変わったような気がします。今後は、自社サイトを育てながら、近い将来、大手ECモールへ出店できることを目指していきます。
-
光脱毛・レーザー脱毛の光は、ほくろやしみなど黒色に反応するため、
そのまま当てると肌トラブルの原因に。シールを貼ることで、肌をやさしく守ってくれる。
- 中小機構の他の支援メニューは活用されていますか。
- J-Goodtechに登録をしています。まだ目立った取引実績には至っていませんが、B to Bを見据えた取引関係が出来ることに期待しています。

(2種セット/大きめサイズ100個、小さめサイズ240個)
1,750円(税込)
※「いいものエール」出品時の価格です。
大手エステサロンや医療脱毛クリニックで実際に使用されている、ほくろ、しみ、そばかす、傷跡を隠す高品質な保護シール。コロナ禍において、家庭用脱毛器でセルフ脱毛をするユーザーに支持された。肌に貼ることを前提にした医療用テープを使っているため、肌にやさしく・かぶれにくいのが特長で、脱毛時の痛みをやわらげる効果も期待できる。販売実績500万枚以上の、創和が誇るヒット商品。
https://sowa-onlinestore.stores.jp/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
30年近く続けてきた
営業スタイルを潔くチェンジ。
ECで売り上げ向上と
全国認知を目指す
MARUJUN株式会社/
朝パック洗顔1ヶ月トライアルセット
- MARUJUN株式会社
- 所在地:福岡市中央区天神1-15-1 日之出ビル3F
従業員数:6名
資本金: 1,000万円
事業内容:洗顔石鹸を中心とするソフィールスキンケアの卸販売
九州を拠点に「洗顔は素肌づくりの基本」というコンセプトで30年以上も愛され続けてきたソフィール化粧品のフランチャイジーとして、福岡県を中心に順調に売り上げを伸ばしてきたMARUJUN株式会社。電話でのアウトバウンド営業を基本スタイルとしていましたが、時代の流れや顧客のニーズに合わせてECを導入することに。顧客への定期的なカウンセリングを必要とする化粧品ならではのECモールの活用法やメリット、デメリットについて、代表取締役社長の若松順子氏にお話を伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 当社は創業以来、電話でのアウトバウンド営業(広告やDMなどを用いて、企業から消費者へアプローチする営業手法)で新規顧客を獲得するのが基本ですが、近年は電話営業を好まない人が増えたり、個人が電話帳登録をしなくなったり、時代の流れに適さなくなってきたのではないかと感じるようになっていました。7年くらい前からECには興味を持っていたのですが、フランチャイザーとの兼ね合いがあり、事業としてはなかなか参入できなかった背景があります。ところがコロナ禍もあり、ECでの販促が認められたのをきっかけに導入することを決めたのです。「いいものエール」は大手ECモールへ初期投資なしで出品ができるとのことで、テストマーケティングとして非常に魅力を感じました。
-
- この事業に参加して、EC事業に役立ったこと、気づいたことはありましたか?
- 私たちは商品を売るだけではなく、定期的にカウンセリングを行い、お客様と向き合っていくことがモットーです。入口は電話ですが、その後はお客様一人ひとりに定期的にメールを差し上げ、お肌の変化の確認や、その都度のお悩みにアドバイスをしています。大手ECモールではお客様と密なやりとりができないことが課題として残りましたが、ECであっても電話でのアウトバウンド営業であっても、私たちの営業スタイルの根底は変わらないということに改めて気づかされたことには感謝しています。また、これまでは見込み客は女性のみと思い込んでいましたが、「いいものエール」では男性の購入者がいることにも驚かされました。出品したからこそ発見できた、新たな可能性です。
- この事業に参加して、よかったことはありましたか?
- 先ほど申し上げたように、同じECでも自分たちの事業にとって向き不向きがあることを教えていただけました。そこで、「いいものエール」への出品と同時期に、独自にLP(ランディングページ)やSNSを開設したり、SNS広告を頻繁に出稿したりするなどして自分たちにフィットするものを詮索しました。特に、SNSのなかでInstagramとの相性がよいとわかり、現在はそちらに注力して販促活動を繰り広げています。ただ、短期間でも大手ECモールに出店し、認知度や集客力の必要性を実感できたことは、非常に学びとなりました。大手ECモールにはかないませんが、SNSを通じて、どうしたらもっと多くの人たちに私たちの商品の良さを伝えられるかを考え、試行錯誤を重ねる契機となりました。
-
- また、これまでは電話によるトーク力が売り上げを左右するところがありました。私をはじめベテラン営業員は多くの経験値があって臨機応変に対応できますが、若手への教育は個人差もあり、すべてを伝えきれないことにジレンマを感じていました。今回、ECサイトに掲載するために私がふだん営業で話している内容を文章化することで、営業員全員が商品の魅力や売り方について改めて共有できたのは大きな収穫でした。
- 今後の展望について教えてください。
- 電話でのアウトバウンド営業では、1人の営業員が1日に担当できる顧客数は限られたものでしたが、ECサイトは公開するだけで全国の莫大な数の見込み客へとアプローチできます。「いいものエール」への参加によって、30年近く続けてきた営業スタイルを変えはじめ、会社として次のステップへと進むきっかけとなりました。まず、今年の1月からは新規開拓をECによるインバウンド営業(自社サイトやブログ、セミナーなどで情報発信し、興味を持った消費者から企業へアプローチをさせる営業手法)にシフトしました。これまでは九州・福岡のみを営業エリアとしていたため「知る人ぞ知る化粧品ブランド」でしたが、ECによって全国展開が可能になったことで売り上げに期待をするのはもちろんですが、認知度も向上できるチャンスと捉えています。今後もECやweb広告について勉強を続け、新たな展開やチャレンジをしていく心づもりです。

1,980円(税込)
※「いいものエール」出品時の価格です。
ソフィール化粧品を初めて使用する人におすすめのお試し商品。トライアルセットとしては高額設定でのチャレンジだったため不安もあったが、消費者には受け入れられた。
https://www.sophile.com/lp/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
ECモール黎明期からの
出店経験を活かし、
新たなチャレンジで
事業を拡大していく
サンホワイト太陽炭株式会社/
炭やさんの作った健康安全食品用
竹炭パウダー
- サンホワイト太陽炭株式会社
- 所在地:奈良県奈良市西登美ケ丘4-12-25
従業員数:6名
資本金: 1,000万円
事業内容:飲食店向け太陽炭(オガ炭)・備長炭各種木炭、工業用木炭・活性炭の製造販売、各種日本製品輸出・特定技能外国人就業支援、有料職業紹介
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 2003年から大手ECモールに出店して、さまざまな商品を販売してきました。今回、「いいものエール」に出品した「炭やさんの作った健康安全食品用竹炭パウダー」は2017年より販売を開始したところ、折しも芸能人が健康法として食用竹炭を利用していると話題になっていました。そのおかげなのか、類似品が多いなかでもカテゴリー内の売り上げランキング1位を獲得し続けるほど売れていました。しかし、この数年で順位を落としてしまい、それが単にブームが去ってニーズがなくなってしまったのか、それとも販売方法に問題があるのかを改めて検証したいと思ったことが、応募のきっかけと理由です。
また、海外マーケットでの展開も視野に入れていたので、本事業では越境モールにも出品していました。これまでの経験と、今回、両方に出品してみて、国内モールだけでは頭打ち感があるのが否めないことがわかり、海外マーケット展開の必要性を改めて実感し、今後の方針を見極めることができました。 -
- 海外マーケットを視野に入れた理由を教えてください。
- 当社は1975年に創業者が貿易商社として立ち上げた背景があり、創業から現在まで東南アジアをはじめ世界各国と取引をしているので、海外を視野に入れるのは自然な流れといえます。また、今後は少子高齢化が進み、国内マーケットは縮小傾向にあるので、海外マーケットに注力したいと考えたことも大きな理由です。食品用竹炭パウダーはBtoC向け商品として、国内外で売り上げを伸ばしていきたい商品のひとつです。国内マーケットで堅実に販売しながら、海外マーケットの需要拡大を目指したいと思っています。
- 本事業に参加して、気づいたこと、得たことはありますか?
- これまでは、一般的な輸出業で行うことを考えていました。しかし、手続き等がなかなか煩雑で手間もかかります。さらに、近年はEMS(国際スピード郵便)のコストが上がっているため、販売量が少ない場合は利益が出ません。本事業に参加したことで、越境モールを活用すれば、手間やコストが多少は抑えられ、小ロットでも海外マーケットで勝負ができることを確認でき、今後の事業展開を考えるうえで役立ちました。
- 長年ECモールを利用されてきたからこそ、感じることを教えてください。
- やはり、販売商品数の豊富さが重要だと思います。当社は木炭関連商品のほか、食品、日用品などジャンルを超えて多くの商品をECモールで展開しています。食品用竹炭パウダーも商品数を増やすことを目的として、自社のコア商品である炭を活用して商品化したものです。自社製品を販売するためにECモールを活用するのは当然ですが、ECモール事業を成功させたいのならば、時代のニーズを読み、食品用竹炭パウダーのような新たな商品を定期的に投入するなど、卸業として取り扱い商品を増やすことも、ひとつの考え方だと思います。当社はいつも、興味深い商品や人気が出そうな商品を探し続けています。
- 今後の展望について教えてください。
- 主力である飲食店向けの販売事業を中心に、一般消費者向けの国内のECモールも継続しながら、海外のECモールにも本格的に出店する予定です。今回、「IRASSHAI JAPAN」で越境モールのテストマーケティングを行えたことで決断できました。先ほど申し上げた通り、国内マーケットの縮小を見越した対策をすることが出店理由のひとつですが、円安が長期化しそうなことも決断を後押ししました。事業継続のために、国内マーケットだけではなく他の国々もマーケットにしていければと。同時に、小売業とは異なる新事業も手掛け始めているので、それぞれの事業をバランスよく展開していくことを目指しています。
- 中小機構の他の支援メニューを活用されていれば教えてください。
- CEO商談会への登録を行い、海外、特に東南アジア向けへの販路拡大に向けた商談会に参加しました。また、「J-GoodTech」にも参加し、当社の技術提案を行うなど、今後の東南アジア方面への販路拡大に向けた礎(いしづえ)を築いています。
-
液体に溶けやすく、牛乳に混ぜるだけで見た目もおしゃれなヘルシードリンクに。
無味無臭だから、ケーキやベーグル、クッキー、うどん、餃子の皮など、活用方法はアイデア次第!

1,500円(税込)
※「いいものエール」出品時の価格です。
1000℃近い高温で焼成炭化した孟宗竹100%(和歌山県/鹿児島県)を粉砕して作られた精製竹炭微粉末。天然素材で安心・安全、無味無臭、超微粉末で扱いやすく、健康維持のため、お菓子づくりやキャラ弁に活用する黒色色素としてのニーズに応えた。
https://sumiten.com/
https://item.rakuten.co.jp/sumiten/bifunchikutans/?sid=pdt_overview_shopname#10038560
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
1月30日、Vol.10を追加しました
EC運営の内製化を目指し、
まずは行動!
行動することで
気づくことがある
イイダ靴下株式会社/
アイファン ふくらはぎ着圧サポーター
- イイダ靴下株式会社
- 所在地:佐賀県杵島郡江北町山口1619
従業員数:148名
資本金:8,500万円
事業内容:靴下・タイツ・スパッツ・サポーター・インナー等の製造・販売
1919(大正8)年の創業以来、100年以上にわたって靴下・インナー製造を専門とし、現在は企画・設計・デザイン・編み立てから検針まで、すべての工程を自社で行うイイダ靴下株式会社。時代の流れやニーズに合わせ、培ってきた技術と知識を活用し、「高付加価値」「国内外問わず『最適地』でつくる」ことにこだわり、変化に対応してきました。新型コロナウイルス感染症拡大時も、そのスピリッツを忘れずにさまざまなチャレンジを試み、乗り切ってきました。今後の事業を支える新たなチャネルとして、EC事業を成長させるために取り組んでいることを企画販売部EC課の佐竹裕介氏に伺いしました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 当社はOEM事業をメインとしているため、新型コロナウイルス感染症の拡大によって他社からの受注が減ってしまい、売り上げにも影響が出ました。ただ、ある社員の発想から靴下づくりの技術でマスクを作れると気づき、設備を大きく変更することなくマスク製造にシフトできたのは幸運でした。2020年のマスク不足の時期にはマスクが売り上げを支えてくれましたが、徐々にマスクの供給が安定し始めたことで生産高も減少しました。ただ、自社サイトでマスクが売れた実績を活かし、もっとEC事業を強化すれば自社完結型のビジネスができるようになると考え、ECのノウハウを学び直すため応募に至りました。そこで、まずは当社の自信作である「アイファン ふくらはぎ着圧サポーター」をチャレンジ出品してみることにしました。
-
- この事業のどんな点に魅力を感じましたか。
- 当社は10年ほど前から自社サイトを運営し、代表的なECモールであるAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングにも出店しています。今回、「いいものエール」を通じて新たに「47CLUB」にも出品し、モールによってどんな違いがあるのか、需要が異なるのかなどを、改めてテストマーケティングできたことが最大の魅力でした。新しいECモールに出店するのは通常だとハードルが高いですが、いいものエールは初期費用も不要なので気軽にチャレンジできるのもよかったです。結果として、それぞれに特徴やメリットはありますが、やはり大手ECモールは定期的に「ポイント倍増!」「スーパーセール」などのキャンペーンを行って、消費者の購買意欲を高めてくれるのが強みだと実感できました。
- セミナーに積極的に参加されましたが、得られたことはありましたか?
- 当社をはじめ製造業はものづくりには自信がありますが、売り方がわからないという企業が多いと思います。新たな売り方のひとつとしてECモールを選択しても、どうすればよいかわからないと試行錯誤するなかで、セミナーで学ぶことができたのは心強かったです。ECサイトの運営において、外部業者の力を借りるにしても、発注者が仕組みを理解してなければ売り上げ向上にはつながりません。セミナーへの参加ですべてが解決できるわけではありませんが、自分たちの課題に気づけるきっかけになったと思います。セミナーを通じて、当社としては「莫大な商品数があり、競合となる類似品も多いECモールでいかに目立つ」ためのPR方法について検討するという気づきをいただきました。
- 海外マーケットは視野に入れていますか?
- 以前、ある越境モールで靴下を出品して、よい結果が得られなかったという苦い経験があります。敗因としては、当社の商品が海外でニーズがあるのかわからずに出品したことだと思っています。靴下という消耗品に海外の人がどれほどの価値を感じてくれるのか、どんな商品であれば受け入れてくれるのか、東南アジアや欧米など、どの地域が適正なのかなど、まずはリサーチやマーケティングをしっかり行ってから再度チャレンジしたいと考えています。そのためにも、まずはイイダ靴下のブランド価値を上げていかなくてはなりません。
- 今後の展望について教えてください。
- 当社のECサイトの運営はすべて外部業者任せで、自社にノウハウがないのが問題です。コロナ禍で事業の見直しを考えたとき、プロの手を借りつつも我々が主導して運営していかなければいけないと強く感じるようになりました。現在は、企画販売部がEC事業も兼ねていて、実質は私ひとりで稼働させています。本格的にEC事業に向き合うためにも、近い将来、社内でアイデアを出し合う専門組織を立ち上げ、いずれは自分たちで自社サイトの運営をしていきたいと考えています。まだ時間がかかるとは思いますが、「いいものエール」に参加したことで、「行動しなくてはなにも始まらない」ということに改めて気づかせていただきました。また、大手ECモールを活用しつつ、最終的には自社サイトでの売り上げが上回るようになることを目指して努力していきます。
-
段階着圧設計で、ふくらはぎの筋肉のポンプ作用を活性化し、
独自のテーピング編みで筋肉の動きをサポートする。

※「いいものエール」出品時の価格です。
脚のむくみや快眠をサポートする着圧サポーター。ふくらはぎ全体を包み込むような設計に変更し、試着試験を何度も重ねて着用感とフィット感、長時間着用しても快適な圧力設計を実現。また、一般的な着圧サポーターは素材に化学繊維が使用されることがほとんどだが、本品は靴下専門メーカーならではの技術と経験を駆使し、コットン使用で肌ざわりがよく、滑らかなタッチで、従来の着圧サポーターに窮屈さを感じていた人にも好評。
https://saga-factoryshop.jp/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
1月30日、Vol.11を追加しました
売るだけではない!
大手ECサイトを商品価値と
ニーズを知る指針に
株式会社アドフェッション/
封筒貯金 hucho
- 株式会社アドフェッション
- 所在地:大阪府大阪市北区東天満2-5-20 古林ビル2F
従業員数:2名
資本金:300万円
事業内容:各種印刷(オンデマンドバリアブル、平版、輪転、シール)、グラフィックデザイン、Webデザイン、イラスト
オリジナルグッズ販売のために自社サイトを立ち上げ、EC事業を強化しようとチャレンジを続ける代表取締役社長の上瀬正洋氏にお話を伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 当社は企業のイベントやセミナーで使用するポスターやチラシ、飲食店の販促物などの印刷やデザインを主な事業としていますが、新型コロナウイルスの感染予防のための自粛などで発注が激減しました。同時にテレワーク推奨に伴うデジタル化で、書類や封筒をはじめとする紙類の削減も痛手となりました。コロナ禍以前から紙の需要が減少していくことを危惧し、雑貨や文具などのオリジナルグッズの開発を手掛け、ハンドメイドマーケットや自社サイトで販売し始めましたが、なかなか売り上げにつながらないことが課題でした。訴求力や認知度を上げる方法を学びたいと同時に、今回出品した「封筒貯金 hucho」が市場で受け入れられる商品なのかを確認したいと思い、「いいものエール」への参加を決めました。
-
- この事業のどんな点に魅力を感じましたか。
- 大手ECモールの認知力・集客力を存分に活用できることです。「封筒貯金 hucho」は自信作なのですが、中小企業では広告を出すことも難しく、発信力も欠けるため、なかなか認知されませんでした。大手ECモールへ出店すれば、多くの人の目に止まり、本当によい商品なのか、消費者に受け入れられるのかを確かめることが可能です。初期費用もなく気軽に大手ECモールに出品できる「いいものエール」は、当社のような中小企業がテストマーケティングをできる最適の場だと感謝しています。そのため、売り上げよりも商品が消費者に求められているかを知るためのチャレンジだったのですが、結果として売り上げにもつながり、「封筒貯金hucho」は幅広い世代に受け入れられる商品である、と自信もつきました。
- EC事業とこれまでの事業で大きく異なることはありますか?
- 消費者と直接取引をするECでの小売業と法人間で取引をするビジネスで大きく異なるのは、何か不手際があった際に関係修復をすることが難しいことです。互いの顔が見えないことからの誤解などでトラブルへと発展し、場合によってはレビューに低い評価を書き込まれてしまいます。そのレビューを読んだ他の消費者が購入を躊躇すれば、商機を失うことにもつながります。逆に、顔の見えない売り手から商品を購入する消費者の不安も理解できます。互いの顔が見えないゆえ、購入前はもとより購入後もより真摯な対応が求められるのだと痛感しています。BtoB事業以上に、信用や信頼が求められるのかもしれません。
- いいものエールのフォロー体制はいかがでしたか?
- 購入からトラブル対応まで、すべて「いいものエール」の事務局で担っていただけるので、出品者は非常に手間がかからないと感じました。万が一トラブルが発生しても、こまめに連絡や報告をしてくれ、最適な方法を相談できるので、EC事業やBtoC事業に不慣れな我々でも安心して出品することができました。
- 今後の展望について教えてください。
- 今回、3つのECモールに出品して、それぞれの特徴を実感することができました。そのなかから、「封筒貯金 hucho」との相性がよいと感じたECモールには引き続き出店していく予定です。並行して、ハンドメイドマーケットへの出店も継続していきます。理由は、個人間で密なやりとりをする特徴があるため、商品に対する率直なご意見等がいただけるからです。自社サイトでも販売をしていきますが、やはり大手ECモールは集客力や訴求力は絶大なので、売り上げ面では頼っていきたいと思います。とはいえ自社サイトは、ブランドイメージを担う場として必要なので大切に育てていきたいです。そのためにもオリジナルグッズの開発を進め、商品数を増やすことも今後の課題のひとつです。
-
糊付き封筒なので、貯めたお金がでないのもポイント
-
シールやマスキングテープでかわいくアレンジしたり、自由自在

※「いいものエール」出品時の価格です。
12枚の糊付き・窓付き封筒を綴じ、月ごとに封筒で貯金ができるアイデア商品。廃棄される窓付き封筒の再利用を考えたことから誕生した。窓付きなので、中身が確認できて貯金のモチベーションが上がると好評。「旅行貯金」や「欲しいもの貯金」など目的ごとに楽しみながら貯められると、幅広い世代に支持された。実用新案登録済。
https://chocotto-shop.com/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
1月30日、Vol.12を追加しました
大手ECモールの集客力を活用しつつ、
自社ECサイトと共存するのが理想形
カムコミュニケーションズ株式会社/
COMERUお米のバウム(庄内産完熟メロン)
- カムコミュニケーションズ株式会社
- 所在地:山形県酒田市東泉町4-11-6
従業員数:20名
資本金:2000万円
事業内容:食品・菓子の製造・販売、食品のウェブマーケティング
70年前に創業した米屋が前身のカムコミュニケーションズ株式会社。山形県庄内地方の「日本有数の米どころの良質な米を守りたい」という思いから煎餅店へと転身し、さらに洋菓子部門として誕生したのがグルテンフリースイーツの「COMERU」です。地元では結婚式の引き出物や、贈答品として好まれる銘菓として知られていますが、新型コロナウイルスの感染拡大により店舗販売や卸業は大きな影響を受けてしまいました。新たな一歩を歩み出すために、2022年に「COMERU」のリブランディングを遂げ、EC事業を強化した代表取締役社長の内橋 良介氏に今後の展望などについて伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 「いいものエール」に参加する前から大手ECモールに出店はしていましたが、他のECモールにも出店して比較したいと考えていました。とはいえ限られた予算ではなかなかチャレンジできなかったところ、費用がかからない本事業を知りました。知名度のあるECモールに出品できるのも魅力でしたが、地方の商材を使用した商品を展開している当社としては、ECモールのなかでも特に地方新聞社が良品を推薦する「47CLUB」での反応を試してみたく、これはいい機会だと思ったのです。
-
- テストマーケティングとしての目的は果たせましたか?
- 前職はIT企業でwebのコンサルタントをしていたため、ECサイトの運用に関する知見はありました。とはいえ、各ECモールにおけるだいたいの予測を立ててみても、想定とは異なる結果が出るなど非常に興味深かったです。それぞれの転換率がどのくらいだったかなどを知ることができ、テストマーケティングとしての目的は果たすことができました。同時に、プラットフォームの特色、知名度や集客力に左右されること、web広告や期間限定施策などのテクニックを上手く活用すれば売り上げは伸ばせることも改めて実感しました。
- 本事業に参加して、今後のEC事業の取り組み方などに変化はありましたか?
- EC事業で売り上げを上げていくには、集客をして、リピーターを増やすというシンプルな方法しかないという考え方は変わりません。集客のためにはSEO対策を強化し、一度でも購入をしてくださったお客様には定期的にメルマガを配信して、興味をもっていただく。そして、購入回数による割引クーポンなどを発行してリピート率向上へとつなげていきたいと考えています。
- SNSの活用におけるターゲットや狙いを教えてください。
- EC事業をメイン事業へと転換するために1年かけて「COMERU」のリブランディングを行い、2022年1月に新たな一歩を踏み出しました。山形・庄内地方のお米スイーツというコンセプトは変わりませんが、パッケージやホームページなどを一新しました。当社の商品は今回出品した「お米のバウム」をはじめ、ロールケーキ、クッキーなどすべてグルテンフリーです。山形周辺のみならず、他の都市部や首都圏の健康意識や感度の高い人まで広い範囲をターゲットに捉えています。そんな方々に、ブランドの価値観や世界観を伝えるためにSNSは活用していきたいとは考えています。
-
- 今後の展望について教えてください。
- 現在、大手ECモールと自社サイトの両方で展開をしていますが、実は自社サイトの売り上げのほうが高いのです。ただ、ECモールで購入した人はそのままECモールでリピートする確率が高いのも事実です。使い慣れているプラットフォームが便利だったり、新たに登録をするのが面倒だったり、貯まったポイントを使用したいなどが理由で、その気持ちは私もよくわかります。でも、やはり理想は自社サイトで購入していただくこと。そのためにもメルマガでのフォローなど、さまざまな施策を展開し続けていく予定です。とはいえ、大手ECモールの認知度や集客力は言うまでもないので、自社サイトと連動させていくことがベストだと思います。たとえば大手ECモールでは限定商品やお試しセットを販売し、気に入ってくださった方が自社サイトでリピートする。そんな互いが共存できる仕組みを考えているところです。
-
鳥海山に臨む田んぼで、厳しい基準をクリアし、
山形県から認定された特別栽培により生まれた「はえぬき」のくず米から作られた米粉を使用。
安心・安全はもちろん、フードロスの削減にも貢献している
- 中小機構の支援メニューについて
- IT導入補助金と事業再構築補助金に採択されています。IT導入補助金はwebサイト構築に使わせていただいております。事業再構築補助金はSNSに掲載するために、店舗を改装することに活用させていただいております。

※「いいものエール」出品時の価格です。
「山形・庄内の良質なお米を守りたい」という創業者の想いから誕生した、お米のスイーツブランド「COMERU」を代表するバウムクーヘン。なかでも、ブランド米・はえぬきの米粉100%の生地に、同じく庄内の名産アンデスメロンを加えて焼き上げた本品は、メロンをイメージしたかわいいルックスもあり、贈答品としても人気。グルテンフリーで、健康志向が高い人たちにも支持された。
https://comeru.jp/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)
2月13日、Vol.13を追加しました
ECモールは商品を知ってもらうきっかけ
実店舗と上手に活用し、売り上げを保つツールのひとつに
有限会社丸一高村本店/
山中湖ハム 豪華7種類の至粋セット
- 有限会社丸一高村本店
- 所在地:山梨県南都留郡山中湖村山中708
従業員数:14名
資本金:500万円
事業内容:スーパーマーケット・養豚場の運営、精肉・食肉加工品・お惣菜・一般食品・生活雑貨の販売
創業以来50余年に渡り、品質・安全性を確保するため養豚から食肉加工、販売までを自社で一貫して行う有限会社丸一高村本店。その思いをブランド化したのが、自社農場で飼育する富士ヶ嶺ポークと、自然の恵みである富士山からの伏流水、本場ドイツでも高い評価を得た本格的な加工技術で作られた「山中湖ハム」です。親子三代で大切に守り、地元で知らない人はいないほどの銘品として成長しました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により店舗販売や卸業は大きな影響を受けてしまいました。三代目であり、職人として国内外の競技会で数々の受賞歴を持ち、なおかつIT関連の学びにも積極的な代表取締役社長の高村元康氏に今後の展望などについて伺いました。
- この事業に応募したきっかけを教えてください。
- 新型コロナウイルスの感染拡大で、ホテルやレストランへの卸業の売り上げが大幅に減少してしまいました。私たちが営む地域は観光地であるため、ことさら影響を受けてしまいました。山中湖界隈には大学などのセミナーハウスが立ち並び、普段であれば部活やサークルの合宿でにぎわい、私たちの精肉やハム・ソーセージを食べていただいておりましたが、その卸ルートもコロナ発生以降は期待できなくなりました。2008年頃より、「47CLUB」を活用したEC事業をスタートしていたのですが、他のECモールも活用して新しい顧客を確保したいと考えたことが、「いいものエール」へ応募した経緯です。出品費用が不要なこともあり、迷うことがありませんでした。
-
- 他のECモールに出店してみて、いかがでしたか?
- 「47CLUB」には15年近く出店しているため、おかげさまで多くのリピーター顧客がついています。今回、他のECモールに出店して改めてわかったのは、どんな場所でも「長く続けることが大切」ということです。テストマーケティングとしての3カ月間ではリピーターを得ることは難しいのかもしれません。つまり、どのECモールを選んでも、当初は厳しい状態が続いたとしても、長年続けることでファンも生まれるし、それが売り上げにもつながっていくのだと感じました。
- 長く出店している中で気づいたことはありますか?
- 1年を通じて出店していると、需要が高まる時期とそうでない時期がはっきりしてくることに気づきました。当社の商品の場合、お中元やお歳暮の時期にアクセスが高まりました。なので、その時期の前にメルマガを送って購買意欲を喚起し、逆に売り上げがよくない時期には新しい商品情報を送るなどの工夫をしていました。売り上げ確保のために何をすべきかが徐々にわかってきて、web広告も一番よいタイミング で打つこともできました。
- 今後の展望について教えてください。
- 今回、「いいものエール」で私たちの商品を知った方も多いと思います。一方、観光地での商いのため、実店舗に訪れて私たちの商品を知り、ご自宅に帰ってから再度ECモールで購入されるお客様もいらっしゃいます。どちらのアプローチにしても、ECモールがあってこその商機だと感じています。
コロナ禍のようなことがあると、販売チャネルは多いほうがよいと実感しました。同時に、私たちは、「厳選された素材を使い、自分たち自身が納得できるおいしい商品をお届けすること」がモットーなので、製造できる商品数に限りがあります。お客様にご迷惑をかけないことを念頭に置きつつ、ECモールの販売力を活用して新規のお客様を増やしていきたいと考えています。また、EC事業に携われるスタッフが少なくても、新たなお客様を得るチャンスがあるのがECモールを活かすメリットだとも思っています。そして、自社サイトでは、あくまでも商品や私たちの取り組みや考え方を紹介する役割だと思っているため、今後もブログをはじめ、さまざまな情報発信を続けていきます。 -
新鮮な富士山の恵みである地下水、富士山の麓・標高1000mの高原にある自社養豚場で元気に育てられた
豚「富士ヶ嶺ポーク」が、おいしさの秘訣

※「いいものエール」出品時の価格です。
昔ながらのドイツ製法にこだわり、本場ドイツの食肉コンテストでも金賞を受賞した実績を持つ「山中湖ハム」の自慢の品々が楽しめるお試しセット。ボンレスハム(スライス)、ウィンナーソーセージ(荒挽き)、荒挽きフルト、チーズウィンナー、チョリソー、シルキーウィンナー、ミートローフの7種を詰め合わせた。コロナ禍での宅飲みのお供として、気軽なギフトとして喜ばれた。
https://yamanakakoham.com/
国内モール 第1期出品事業者様(出品期間:2021年7月~10月)
国内モール 第2期出品事業者様(出品期間:2021年10月~2022年1月)
国内モール 第3期1次出品事業者様(出品期間:2022年1月~4月)
国内モール 第3期2次出品事業者様(出品期間:2022年4月~7月)
国内モール 第3期3次出品事業者様(出品期間:2022年6月~9月)
国内モール 第3期4次出品事業者様(出品期間:2022年7月~10月)
国内モール 第3期5次出品事業者様(出品期間:2022年10月~2023年1月)